鼎泰豐(ディンタイフォン)は、小龍包によりニューヨークタイムズが世界の10大レストランに選んだお店です。日本では高島屋デパートに入っているほか、香港やカリフォルニアにも支店があります。 支店以外にも、京鼎楼(ジンデンロウ)のように「鼎泰豐で修業を積んで独立」というサブライセンスのお店もあり、こちらは本家より値段が安いと評判です。

ガイドブックにも必ず紹介されている有名なお店ですので、いつも混んでいますが、平日の午前中なら比較的空いているようです。 しかし週末は、小籠湯包(土日の前10時までの販売)目当てのお客様で、朝から行列ができています。

個人で行く場合は、ある程度の待ち時間は覚悟しなければなりませんが、 旅行会社のツアーで申し込むと、順番待ちの人を横目に予約席に案内してもらえます。ただしコースになっていて、好きなものを勝手にオーダーすることはできないようです。


鼎泰豐で食事をするためにツアーを利用するのは大抵日本人で、台湾人はほぼ100%個人で来て順番待ちをしています。

人が集まる鼎泰豐の前にはいろんな露店も出てますが、あまり売れていないようでした。高島屋の小龍包目当てのお客様は、デパートの売り上げに結びついてるのでしょうか?


日本の鼎泰豐の様にきちんと列ができているわけではなく、一見ごった返しているかのような店の前。しかし、案内は秩序良くシステム化されています。

まず、入り口にいる店員に人数を伝え、番号が書かれた伝票と日本語のメニューをもらい、あらかじめ注文したいものに数量を記入しておきます。あとは店の前の電光掲示板に伝票の番号が表示されるまでひたすら待ち、席に着いたら記入した伝票を係の人に渡します


一階はオープンキッチンになっていて、作っている様子を見学できます。

写真を撮られてもビデオで撮影されても、わき目も振らずただ黙々と作業が続けられ、山のように積まれたセイロも次から次へと運ばれてゆきました。


席についてオーダーシートを係の人に渡すと、後は混雑していても手際よく進行していきます。

まずは前菜として炒青菜(空心菜炒め)と台湾ビール。ビールと一緒にお茶も出されました。


実は、私のお目当ては小龍包ではなく、鳥肉スープなのです。

このスープを新宿の高島屋で口にして以来、鼎泰豐のファンになりました。


そしてメインの点心。

鼎泰豐でこれを注文しないお客さんは多分1人もいない「鼎泰豐の小龍包」というブランド品です。


形がかわい蝦仁焼売。

これは高島屋のテイクアウトのコーナーで買うことができますが、エビの周りはもっと花のように美しく包んであって、仕事がきれいでした。


好みの問題ではありますが、鼎泰豐とはいえ期待外れもあります。

初めて蝦仁ワンタン麺にトライしてみましたが、結果は大ハズレでした。エビワンタンは「やっぱり香港のものだ」と、つくづく反省したのでした。


混んでるお店の宿命なので仕方ありませんが、お店の回転率がとても早いので、食後にのんびりお茶はできません。

残ったものはテイクアウトして、さっさと出ましょう。


テイクアウトすれば、ビールやワインのおつまみとして、ホテルの部屋で窓の外の風景とともにゆっくり楽しめます。

点心は「アツアツしかダメ」と言う方にはオススメできませんが。


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